最重要指標「雇用統計」を詳しく解説!!
こんにちは橋本です☺️
本日は経済指標の中でも最重要と言われる「雇用統計」について、出来る限りわかりやすく、詳しく説明していこうと思います📗
雇用統計とは?
経済指標の中でも為替レートや株価に最も影響を与えやすいと言われるアメリカの雇用統計。
その名の通り、雇用の情勢(失業している人数や就業している人数など)を調査した統計です。
発表時間は原則、毎月第1金曜日(夏時間は21:30、冬時間で22:30)です😃
アメリカの労働省、労働統計局から発表されます
中でも、「失業率」と「非農業部門雇用者数」が注目されるのでぜひみてみてください💡
・失業率
労働力人口(16歳以上の働く意思を持つ人)の内、失業者の占める割合
・非農業部門雇用者数
農業部門を除く産業分野で、民間企業や政府機関に雇用されている人の数。自営業や農業従事者は含まれない
為替相場への影響は?
米雇用統計発表時は大きく為替相場が動きます。
一目瞭然ですね。
動く方向が予想できればかなりのpips稼げますが初心者の方は間違った方向を予測してしまい一瞬でロスカット、などもある危険な時でもあるのでよほど自信がない限りトレードは控えたほうがいいです😓
なぜ相場が動く?どう動く?
アメリカの経済規模は、世界のGDPの約20%を占めており世界最大です。そのアメリカ経済の約70%を個人消費が占めています😃
すなわちアメリカの経済が良くなるか、悪くなるかは個人消費が増える、減るにかかっており個人の雇用情勢を表す米雇用統計はその動向を占う重要な指標であると言われています。
アメリカの中央銀行(政策金利等を決める)は金融政策の決定にあたり、この「米雇用統計」を非常に重要しています
FRBの金融政策では、一般的に景気が良いと政策金利を引き上げ、景気が悪いと政策金利を引き下げます。
このような投資家たちの動きが為替レートに大きな影響を与えると言われています。
経済指標における注意
これはすべての経済指標に言えることですが
「事前予想との乖離」いわゆる”サプライズ”には十分お気をつけください⚠️
経済指標には発表前に事前予想といって予想値が出ます。
この予想通りの結果だった場合は「織り込み済み」とされ為替、株価に大きな変動はあまりありません。
ただ、この事前予想より大きく乖離した結果だった場合、とても大きな変動に繋がる恐れがあります、ここで退場になる方はたくさんいます😓
こういうサプライズがあるということを頭の片隅に入れておいてください。
テクニカルのみの人は絶対負けます😓
というわけで以上です☺️
読者フォローいただければ幸いです📝
Twitterもありますのでよろしくお願いします😃
経済指標「新規失業保険申請件数」とは?
こんにちは☺️
橋本です。
本日は重要な経済指標の1つである、「新規失業保険申請件数」とは何なのか。どうチャートに影響してくるのかをまとめてみました📝
新規失業保険申請件数とは?
失業者が失業保険給付を始めて申請した件数を集計し、季節調節を加え発表するものです。景気の動向に敏感に反応するといわれ景気の先行指数として用いられる📗
米労働省雇用統計局が毎週集計して、翌木曜日に発表する。
米国夏時間の際は日本時間で午後9時半、冬時間の際は日本時間で午後10時半に発表されます😃
為替にもたらす影響は?
新規失業保険申請件数が多い→失業した人が多い→景気が悪い
新規失業保険申請件数が少ない→雇用に就けた人が多い→景気が回復している
つまりコロナ等で失業する人が増えれば申請件数は多くなり景気が悪いと判断され、ドルの人気が低くなるのでドル売りが進みます。
反対に次の発表で前回より申請件数が減れば景気が回復して来ていると判断されドルの買いが集まります😃
↓コロナショック前とコロナ時の申請件数推移
この後は景気も悪い方向に加速して101円までドル円も落ちました。
まさに景気の先行指標ですね。
逆に色々対策が発表され申請件数が下がって来たらドルも回復して来ました。
現在前は変異株等の影響により雇用回復停滞期に陥ってましたが、ワクチン等の普及により回復も見せてます。
ここからドル円は上昇トレンドに乗りつつあるということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
難しい故に遠ざけられているファンダメンタルですが、知ることによって大分チャートとの向き合い方が変わって来ます。
質問等あればコメントでもTwitterのDMでもお送りください☺️
よければ読者フォローといいねもお願いします😃
そもそも「FOMC」とは?
こんにちは😃
橋本です。
昨日あったFOMCについて、そもそもFOMCがどういうものなのか。どう経済に影響してくるか。意味を理解しておくのと、知らないままテクニカルに頼るのとでは投資家の方はトレードに大きく影響してくるのでこの記事で解説していこうと思います📗
為になったと思っていただけたら読者登録ポチりとお願いします😃
FOMCとは
FOMC(Federal Open Marcket Committee)
↓
アメリカの金融政策を決定する重要な会合のことを指します。
特に注目される理由として、アメリカの金融政策は世界中のマーケットに影響を与えるからです。
FRB(Federal Reserve Board=連邦準備制度理事会)が年8回開催し、メンバーはFRB理事7名と、NY連邦準備銀行総裁1名、地区連邦準備銀行4行の総裁4名の計12名で構成されています。
日本でいう「日銀金融政策決定会合」になりますね。
FOMCの主な役割
・現在の景気判断をもとに政策金利の引き上げ、引き下げ、現状維持の方針を決定する。
・金融政策である公開市場操作(中央銀行が通貨量の市場流通量を調節すること)の方針を決定する。
景気の動向を見極めながら政策運営を行うため、FOMCの結果を予測するため他の経済指標をチェックしておく必要があります。
米指標の中で重要な経済指標と言われているのは、
・雇用統計
・消費者物価指数(CPI)
・小売売上高 etc..
中でも雇用統計は為替・株式市場に大きな影響を与える指標として投資家を重要視しています。
FOMCが為替市場に与える影響は?
FOMCは先ほども述べた通り、金融政策を決定する会合なのでマーケットにダイレクトに影響していきます。
6月17日にあったFOMCでもほぼ全ての通貨のトレンドが変わり、損得激しかったのではないでしょうか。
ドル円で言えばアメリカが利上げになればドルと円の金利差が拡大することになるので、ドル高になる傾向があります。
利下げの場合はその逆です。
特に、サプライズと言われる、予想より大幅に結果が異なった場合は大きくレートが動きやすいのでご注意ください✅
(例)
金利は現状維持と予測されてる→結果利上げになった
この場合はサプライズ+利上げにより大きくドル高になりドル円は急騰すると思われます。
一方株式市場は利下げになると企業の設備投資などにかかる資金調達コストが下がるため、企業業績の向上期待から株価は上昇に転じる場合が多いと言えます。
債権の金利も低下するため、債権市場から株式市場に資金をシフトする投資家が増えることも株高の要因となります。
日本の株式市場は米国市場の動きに連動する性質がありますので、米国株式市場が上がれば、日本市場にもプラスに働くことが多くあります。
金利が下がるとどうなる?(利下げ)
金利が下がると景気が良くなる!なぜ?
(1)金利負担が低くなるので、企業はお金を借りやすくなり、事業拡大に繋がる
→株価が上がる(2)世の中にお金が行き渡るようになり、購買力が上がって消費が増える
→物価(インフレ率)が上がる(3)金利が下がり、その国の通貨の人気が低くなる
→通貨安になる(輸出で有利になり、貿易黒字に繋がる)(4)世の中の金利が下がる
→債権の利回りが下がり、債権の価格は高くなる
だから利下げは金融緩和策と言われます📝
金利が上がるとどうなる?(利上げ)
金利が上がると景気が悪くなる!なぜ?
(1)金利負担が高くなるので、企業はお金を借りにくくなり事業縮小
→株価が下がる(2)世の中にお金が少なくなり、購買力が下がり消費が少なくなる
→物価(インフレ率)が下がる(3)金利が上がり、その国の通貨の人気が高くなる
→通貨高になる(輸出で不利になり、貿易赤字に)(4)世の中の金利が上がる
→債権の利回りが上がり、債権の価格は低くなる
金融引き締め策と言われ、急激な物価上昇や景気が加熱しすぎてバブルが発生しないようにする効果があります。しかし景気を冷やす効果なので利上げは比較的慎重に行われることになります。
まとめ
いかがでしたか?政策金利がどうなるかによって、世の中の経済が大きく影響を受ける仕組みが理解できましたでしょうか?📗
出来るだけわかりやすく書いたつもりですがもしわからないことあればコメントでも質問いただければお答えします☺️
投資家においてファンダメンタルは大切です。
そもそもテクニカルはファンダメンタルによって作られたチャートの形をデータとして集めたものなのでテクニカルだけ学んでおけば良いはまさに矛盾しています。
投資をやられている方も、これから始めようとする方も、最初は難しいかもしれませんがぜひ経済指標を学んでみて下さい😃
ありがとうございました。
6/17(木)FOMCまとめ📝
橋本です☺️
今回は6/17(木)の深夜3時にあったFOMC(連邦公開市場委員会=アメリカの金融政策を決定する会合)についてお話ししていきます📝
要点
・長期金利は上昇
・金融政策は維持の方向
・インフレはあくまで一時的
・テーパリングの示唆
・2023年にはほぼ確実に利上げが来る
パウエル議長の主な発言
・最近のインフレは予想を上回る
・インフレ経路や長期インフレが持続していけば金融政策を調整する必要がある
・インフレは急上昇しているが緩和されるだろう
・2023年の政策金利見通しは決定ではなく変更がある
・ワクチン普及により雇用統計も良くなることが見込まれる
・テーパリングについてはデータ収集が必要、前進するようなら検討が適切
・現在は異例な異常事態
・景気回復のため強力な支援を続ける
政策金利見通し
・2023年の政策金利について、利上げ票が前回の11人→13人へ
・2023年には利上げも2回、少なくとも1回はありそう
・中央値は0.50-0.75%
・あくまで現段階の前提で、経済情勢次第で修正はある
まとめ
結果的には2023年の政策金利等が予想より高く、サプライズでドル買いが進み、他は大幅な下落を見せた。安全資産のゴールドも1800近くまで下げ、全体的に大きな動きが出た。
ワクチン普及やここ最近の政策により経済は急回復を見せ、先が見え始めたことが大きな動きに拍車をかけたと思います。
テーパリングについては濁すような発言をしていたが「経済が前進なら検討」とも言っていたので可能性から更に動きが出ると思われる。
長期金利は上昇して株価も下落したが持ち直し、現状1歩進んだ状況なので今後の動きに期待。
あくまで個人的な見解ですのでご容赦を😓
ありがとうございました☺️
まずは私の自己紹介から☺️
初めまして、橋本 賢(はしもと けん)と申します😌
これから初心者向けの投資に関する知識を
「出来るだけ分かりやすく」発信していくアカウントです。
(心がけますw)
さて、お前のことより知識を発信しろと怒られそうなので手短に私の経歴からお話ししていきますね^ - ^
経歴
投資歴は25年ほどになります( ・∇・)
長いように聞こえますが投資と出会ったのは27歳の時なので今の時代からすると遅咲きですねw
大学で教員免許を取得し卒業後、小学校の教員になりました😃
途中で株式投資に出会い、そのまま40歳までは小学校自体は変わったものの教職に就かせて頂いて、FXとも出会い、40歳の段階で投資での収入が本職を上回ったのと子供もいましたので家族の時間を大事にと思い退職いたしました😌
そこからは非常勤講師として有名所では早稲田大学などで教鞭を取ったりもしました📝
言葉だと伝わりづらいので図にするとこうですね( ・∇・)
このブログで発信していく内容
一応ながら投資歴も普通の方よりは少し長く、各投資サイトへの取材経験や来年には本を出そうとも思っているので知識はある方だと自負してます😓
ですので、主に、
・初心者向けの投資のイロハ
・ファンダメンタルズ分析の仕方
・経済指標の解説、見解
・チャートの見方や解説
等を発信していけたらと思っております(*^▽^*)
最後に
日本においてそういう教育がなかったので、投資というものはなかなか手を出しづらいものだと倦厭されがちですが正しく運用すればこれほど無駄を省き、利益に変えられるものはありません。
正しい知識をつけてリテラシーを上げていきましょう(*^▽^*)
間違えてもギャンブルにしないように。
そこの線引きは自分のリテラシー次第です
これから宜しく御願いします😌